よくいただく「どこの証券会社がおすすめですか?」という質問。
ぶっちゃけ銀行の窓口へ行って開設しなければどこでもOKです。
なぜなら、投資信託を購入する上ではネット証券ならどこの証券会社も機能面での違いはないからです。
どの証券会社も100円〜購入できますし、人気のeMAXIS Slimシリーズにも投資できます。
なので、どの証券会社でもよいですが、どこも変わらないからこそ、ポイントの貯まりやすさで選ぶのがおすすめです。
私はお得に投資するため、4つの証券会社で分散して積立投資をしています。
毎月5万円を4つの証券会社に分散して投資しています

よく聞かれますが、証券会社を分散しても複利効果は変わりません
本記事では、各社のポイントプログラムを比較表を用いて徹底解説します。
おトクなネット証券会社の選び方:入り口のポイント還元率を重視しよう
ネット証券で投資信託を購入したときにもらえるポイントには2つの種類があります。
- 購入時にもらえるクレカ還元ポイント
- 投資信託保有額に応じてもらえる保有ポイント
ポイントの種類 | 還元率 |
---|---|
購入時の還元 | 0.3〜5% |
保有額に応じて還元 | 年率0〜0.12% |
上記のように、購入時の還元率のほうが圧倒的に高いので、意識すべきは入り口でもらえるポイントです。



私は購入時のポイント還元は毎月2,550ptもらっています(月20万投資)。一方、投資信託は1200万保有していますが、毎月もらえるのは250pt前後。
私の実例からも、入り口のポイント還元を重視したほうがよいです。
ネット証券5社の購入時のポイント還元率比較表|無料カードで最大還元はマネックス証券
証券会社 | 必要クレカ | 年会費 | 携帯 | 還元率 | 最大還元額 | 貯まるポイント | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 三井住友カード(NL) | 無料 | – | 0.5% | 250pt | Vポイント | – |
SBI証券 | 三井住友カードゴールド | 5,500円 ※初年度100万利用で永年無料 | – | 1% | 500pt | Vポイント | – |
SBI証券 | 三井住友カードプラチナ | 33,000円 | – | 2% | 1,000pt | Vポイント | – |
楽天証券 | 楽天カード | 無料 | – | 1% | 500pt | 楽天ポイント | 2022年8月まで |
マネックス証券 | マネックスカード | 実質無料 | – | 1.1% | 550pt | マネックスポイント ※d/T/Pontaポイントに交換可能 | – |
auカブコム証券 | auPAYカード | 無料 | – | 1% | 500pt | Ponta | – |
auカブコム証券 | auPAYカード | 無料 | UQモバイル | 3% | 1,500pt | Ponta | 12ヶ月間 要エントリー ※エントリー終了済み |
auカブコム証券 | auPAYカード | 無料 | au | 5% | 2,500pt | Ponta | 12ヶ月間 要エントリー ※エントリー終了済み |
UFJ | – | – | – | 0.3% | 300pt | Ponta | 1万の積立ごとに30pt |
auPAYカード×UQモバイル、auはエントリー期間終了しました
年会費無料カードで1.1%還元はマネックス証券
マネックス証券は年会費実質無料のマネックスカードで1.1%還元。
初年度の年会費は無料、次年度以降の年会費550円(税込)は、年に1回以上のクレジットカードの利用で無料になります。マネックスカードによる投信つみたてもカード利用の対象となります。
MNPが面倒な人はマネックス証券がおすすめです。


【実は最大還元】楽天証券はギフトカードを利用すると2%還元!?
楽天証券は楽天カードを利用した買付は2022年8月買付分まで1%、以降はインデックス型の投資信託は0.2%に変更になりました。
しかし、工夫すると1%+α(チャージ元のクレカ還元率による)の還元を受けることができます。
具体的なルートは以下です。
- auPAYにチャージしてポイントがつくクレジットカード(例:三井住友カードゴールドなら年100万までは1.5%)
- auPAY
- auPAYプリペイドカード
- ApplePayのnanaco
- 楽天ギフトカード
- 楽天キャッシュ(2022年8月〜12月は0.5%還元)
- 楽天証券で投資信託購入
面倒ですが、このルードをたどると①のカードの還元率によりますが、最大0.5%+αを受けることができます。



面白いのが、三井住友カードゴールドの100万修行がSBI証券ではできないけど、楽天証券のこの方法ならできてしまうこと。auPAYチャージは100万修行に含まれます。
⇢三井住友カードゴールド既存会員の紹介で+2,000ptもらう
ネット証券4社の保有時のポイント還元率比較表|おトクなのはSBI証券
証券会社 | 還元率 | eMAXIS Slimシリーズの還元率 |
---|---|---|
SBI証券 | 年率0〜0.25% | 0.034〜0.05% |
楽天証券 | なし ※初めて一定額を超えたときにポイント付与あり | なし |
マネックス証券 | 年率0〜0.08% | 0.03% |
auカブコム証券 | 年率0.005〜0.24% | 0.005% |
UFJ | (50万預けているとき最大で)年率0.12% | 0.12% |
UFJは特殊で50万保有していると毎月50pt貰える仕組みです。
50万預けているときは年率0.12%で最大還元率となりますが、50万保有していても1000万保有していてももらえるポイントは50ptなので、単純に年率だけで比較しないように注意しましょう。



例えばSBI証券で1200万保有していれば月500ptくらいもらえるので、やはり投資信託を買い集めていくならSBI証券がおすすめです。
楽天証券のポイント進呈条件


まとめ:もっともおトクなネット証券会社は楽天証券だが、シンプルに高還元を狙いたいならマネックス証券、投資信託を爆買いするならSBI証券がおすすめ
まとめると、重視すべきは購入時もらえるポイントです。
なぜなら、保有額に応じてもらえるポイントより、購入時もらえるポイントのほうが還元率が高いから。
よって、今もっともおトクなネット証券会社は工夫すると0.5%還元以上もらえる楽天証券。
ただ、楽天証券は楽天ギフトカードの買い方をauPAYやnanacoを絡める必要があり、上級者向けです。
シンプルに高還元を狙いたいなら1.1%還元のマネックス証券×マネックスカードが最強です。
ただ、投資信託を1000万とか長い目で積み立てていく予定の人は保有額に応じてポイントがもらえるSBI証券がお得。



人によってお得な証券会社は違うので、この記事を参考に自分にあった証券会社を選んでくださいね
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